職業訓練は一石二鳥?受講中はずっと失業保険がもらえる?!

失業保険

ハローワークが実施している制度で、「職業訓練」というものがあります。

らずぼん
らずぼん

わたしは失業保険を受給してからこの制度を知ったのですが、かなりお得な制度で、一石二鳥にも三鳥にもなる魅力的な制度なので、知らないと損です!

しかも失業保険受給中はもちろん、失業保険をもらっていない場合でも受けることができることもあり、料金も無料どころか、さらに給付金がもらえる場合まであるのです。

この記事では、職業訓練って一体何なの?という疑問から、どのように活用すれば最大限メリットを活かせるかなどをご紹介していきたいと思います。

職業訓練を上手く活用すれば、自己都合退職で3ヶ月の給付制限がある場合でもすぐに失業保険をもらえたり、失業保険の受給期間が満了しても失業保険をもらい続けることも可能になるんです!

詳しく説明するととても細かくなってしまうので、できるだけシンプルに分かりやすくポイントをまとめて記していきますね。

職業訓練ってそもそも何?

「職業訓練」とは、ハローワークが実施している支援制度です。

職業訓練施設に通って、就職に必要なスキルや知識を習得し、再就職を目指すというものです。

「未経験の分野にチャレンジしたいけど、スキル不足で困っている」、「より高いスキルを身に着けたいが、通信教育では習得できるか不安」、「そもそもスキル習得に費やせるお金がない」などという場合に、とても重宝します。

職業訓練を受講するには?

様々なコースが用意されていますが、コースによって募集期間や定員などが決まっています。

まずはパンフレットなどでご自身の希望のコースがあるか探してみて、受講したいコースがありそうでしたらハローワークの「職業訓練窓口」に相談に行きましょう。

職業訓練窓口で数回の面談を受け、受講が認められれば申込書を提出します。

どのコースも定員や適性検査がありますので、その後に筆記試験や面談がある場合が多いです。

無事クリアできれば、晴れて職業訓練校に通えることになります。

職業訓練の種類

職業訓練には大きく分けて2種類の訓練制度があります。

①公共職業訓練・・・主に失業保険受給者が対象

②求職者支援訓練・・失業保険の受給資格のない者が対象

失業保険を受給中の場合は、基本的に①の公共職業訓練を受けることになります。

また、②のように失業保険の受給資格の無い方でも受けることができる職業訓練もあります。

それぞれの場合、金銭的な部分はどうなるのか、次の項目でご紹介していきますね。

職業訓練受講中のお金は?

職業訓練の受講料は、基本的に無料です。(別途テキスト代のみかかる場合が多いです。)

普通、資格学校などに通ったら何十万という受講料がかかってくるので、これはかなり優遇されていますよね。

また、失業保険を受給中の方(①の公共職業訓練)は、職業訓練の受講中も失業保険の基本手当が支給されます。

さらには基本手当以外に、通所手当(交通費のようなもの)、受講手当(昼食代のようなもの)まで支給されます。

(※ただし公共職業安定所長の受講指示を受けて入校した場合)

そして、失業保険の受給資格が無い方が②の求職者支援訓練を受講する場合、一定の条件を満たせば10万円の給付金を受けることができます。

最大限メリットを活かせる受講の仕方

かなり優遇がいっぱいの職業訓練ですが、さらにそのメリットを活かせる受講の方法もありますのでご紹介したいと思います。

自己都合退職でも失業保険をすぐ受給できる

失業保険を受給する場合、自己都合退職ですと3ヶ月の給付制限があります。

そのため、仕事を辞めてから失業保険の受給申請手続きをし、待期期間を満了して3か月の給付制限が明けるまで、おおよそ4ヶ月近く無収入の状態が続くことになります。

(失業保険の詳しい制度はこちらの記事でご紹介しています↓)

これってかなり痛いですよね・・。

わたしも自己都合退職だったため、この期間はとても苦慮しました・・。

ところが失業保険の申請手続きをした後に知ったのですが、職業訓練受講中は、給付制限などがあっても関係なく失業保険がもらえるのです!

つまり、在職中からハローワークに行って職業訓練の相談や申し込みをしておき、離職してすぐに職業訓練を受講開始できるようにしておけば、給付制限も関係なく受講開始のその日から失業保険の基本手当が支給されるのです。

離職後に失業保険の受給申請手続きに行ってから、初めてこのことを知った時は結構ショックでした・・。

職業訓練の相談から実際に職業訓練受講までには結構な日数がかかるため、時すでに遅し・・。

らずぼん
らずぼん

在職中から職業訓練を検討しておけば良かった・・。

もっと早く知っていたら間に合ったのに~。

もし離職を検討されている方で、「自己都合退職だから給付制限中の生活が苦しい・・どうしよう」と悩まれているなら、是非「職業訓練」を検討されてみてはいかがでしょうか?

受給期間満了後も失業保険をもらい続けられる

また、失業保険の受給期間ですが、特に自己都合退職の場合だと短いですよね。

例えば雇用保険の加入期間が10年未満の方ですと、失業保険は90日間しかもらえません。

しかし、これも職業訓練を受講していれば、受講期間中はずっと失業保険がもらえます。

仮に1年間の長期の職業訓練を受講したとすれば、その訓練期間が終わるまでの間はずっと失業保険の基本手当が支給されるのです。

これってかなりすごくないですか?

もちろん、失業保険を長くもらうためだけに職業訓練を受けるのはNGですが、受講したい訓練コースがあるなら活用しない手はないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

現在のお仕事を離職して、新たな転職先を探すことは、誰にとっても不安が付きまとうものだと思います。

そんな時に大きな助けになってくれる失業保険、そして職業訓練。

ぜひ最大限に活用して、納得のいく転職を成功させましょう。

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