家計簿とにらめっこして、「お金、貯まらないなぁ・・」とぼやいてしまう。
食費も切り詰めて、欲しい服もバッグも我慢しているのに、なんでだろう・・。
節約で重要なのは、変動費よりも固定費の見直しなのです!
わたしも今までは、固定費は毎月同じだけかかってくるものだから仕方ないと目を背け、食費や服飾費といった変動費の節約ばかりを頑張っていました。
でも、努力している割には効果があまり出ませんでした・・。
そこで固定費の見直しにシフトしたところ、今までよりも格段に大きな金額が節約できるようになりました。
本記事では、なぜ固定費の見直しが重要なのか、また、どのように固定費を見直せば良いのかについてご紹介していきます。
毎月コツコツ節約を頑張っている方のヒントとなれば幸いです。
固定費とは
固定費とは、毎月必ず決まってかかってくる費用です。
家賃や住宅ローン、水道・光熱費、生命保険や医療保険、携帯代やネット回線等の通信費、車の維持費などです。
さらには、たとえ少額であっても毎月定額でかかってくるものは固定費に含まれますので、新聞代や有料会員になっているサイト、有料のアプリや動画配信サービスなどまで至ります。
固定費の見直しが重要な理由
食費の節約を頑張っている方なら実感されているかと思いますが、食費を削るのって結構大変ですよね。
スーパーに行っては安くてカサ増しできる食材を探し、少しでも安く買えるスーパーや日にちを選んで足を運び・・。
食費を安く抑えるために努力しているのに、どうしてもいつも同じような食材、メニューになってしまい、挙句に家族から「もっと牛肉が食べたい!」とか文句を言われる始末・・。
毎月毎月大変な思いをして頑張っても、そんなに劇的な節約ができるわけではありません。
食費にしろ服飾費にしろ、無駄遣いは良くないにしても、毎月我慢ばかりしていてはストレスが溜まります。
その点固定費は、一度見直してしまえば、何の努力もしなくても毎月決まった額が自動的に節約できてしまいます。
しかも固定費は家計に占める割合が大きいものが多いので、固定費を見直すだけでかなり大きな金額が節約できます。
見直すべき固定費5つ
固定費の見直しはやはり面倒ですし、取り掛かるには重い腰を上げなければなりません。
でもいったん頑張って取り掛かってしまえば、思っていたほど大変ではありませんし、何より一度見直しができればその後はノータッチでOKなのです。
わたしはとってもズボラな性格ですので、毎月コツコツ節約するより、固定費をズバッと見直して後は放置!という節約方法のほうが向いていました(笑)
それでは、見直してみるべき固定費を5つ記していきたいと思います。
① 通信費(スマホ代・ネット回線)
1人分でも結構な金額がかかってくるスマホ代。
ご家族が多い方は、なおさら大きな金額になります。
スマホ代の見直しは、思っているより簡単にでき、さらに節約できる金額がかなり大きいのでおススメです。
今現在、大手キャリア(docomo、au、softbank)を利用されている方は、格安スマホ(格安SIM)に乗り換えるのが一番効果が高いと思います。
実際わたしはdocomoから格安スマホに乗り換えて、毎月8,000円~10,000円程かかっていたスマホ代が2,000円弱になりました。
毎月6,000円以上節約できたので、年間で70,000~80,000円もの金額が浮きました!
格安スマホに乗り換えた詳細はこちらの記事でご紹介しています↓
なお、家にネット回線を繋がずに、すべてスマホのデータ容量でまかなっているという方は、場合によってはネット回線を繋いで家ではWi-Fiを使い、スマホのデータ容量を減らした方がトータルの通信費が安くなることがあります。
まさにわたしがそうでした。
その過程も記事にまとめていますので、ご興味がおありでしたらのぞいてみてください↓
また、どうしてもスマホのキャリアは変えたくない!という方も、今の料金プランやサービスを見直してください。
「必要以上のデータ容量のプラン」、あまり使わない「電話のかけ放題プラン」や「電話転送サービス」、入りっぱなしで利用していない「着うた」などの有料サービスなど、無駄な料金を払っている可能性が高いです。
② 保険料(生命保険・医療保険・自動車保険)
保険は、「何かあったときに不安だから」とお守り代わりにたくさん入ってしまっている方も多いかと思います。
でも本当にそんなに必要でしょうか?
保険料は、人生で家(不動産)の次に大きな買い物とも言われています。
一生涯にわたって払い続けるものですから、本当に必要なものだけを選ぶ必要があると思います。
とはいえ、自分本当に必要な保険を選び取るのって、なかなか難しいことですよね。
家族構成やライフスタイル、将来設計などに応じて、必要な保険は変わってきます。
無駄な保険料を払い続けないためにも、選ぶべき保険はプロに相談してみるのも良いかもしれません。
(ちなみに私が実際に保険を見直して、保険料の大幅な削減に成功した記事はこちらにアップしています↓)
また、自動車保険も意外と見直す機会がないので、比べてみるともっと安い保険が見つかることがあります。
たくさんの自動車保険の中から、もっとも安い保険がわかるweb見積サービスなどもありますので、一度チェックしてみましょう。
③ 光熱費(電気代・ガス代)
2016年4月から電力が自由化され、多くの企業が参入してきて価格競争が起こったことで、わたしたちは安い電力会社を選んで乗り換えられるようになりました。
都市ガスも2017年4月から自由化されたことで、大手電力会社やガス会社は電気数のセットプラン等も出しています。
ただ、電気代やガス代が安くなるのは嬉しいけど、提供する企業がたくさんありすぎてどこを選べば良いか分からない・・という現状でもあります。
まだ見直しを検討したことがない!という方は、web上で料金シミュレーションをして、どれぐらい安くなるのかチェックしてみましょう。
プロパンガスについては、すでに以前から自由化されており、ガス会社も自由に選べるようになっていましたが、なかなか見直す機会もなかったかと思います。
これを機に料金シミュレーションをしてみて、安くなるようなら乗り換えを検討してみましょう。
実際に私は2回ほど電気とガスの見直しを実施し、その度にお得になっています♪
④ 住居費(家賃・住宅ローン)
住居費は、おそらく家計に占める割合が一番高くなっているご家庭が多いかと思います。
住居費の目安は、所得の30%までに収まっているのが理想と言われています。
例えば手取り月収が30万円のご家庭なら、住居費は90,000円までに抑えたいところですが、現状はいかがでしょうか?
賃貸の方ですと、住居費を安くするために引越すというのはなかなか難しいですが、ここを節約できるとかなり大きいので、可能な場合は検討してみる価値はあると思います。
住宅ローンを支払っているご家庭は、住宅ローンの借り換えをすると思いのほか返済額が安くなる場合がありますので、一度チェックしてみることをおすすめします。
一番金利の低い住宅ローンを、AIで自動診断してくれるweb診断サービスなどもありますので、シミュレーションだけでもしてみると意外な発見があるかもしれませんね。
⑤ 月額サービス
当たり前のように毎月支払っているもの、ありませんでしょうか?
例えば新聞ですと毎月4,000円前後かかりますので、年間で5万円程かかっています。当たり前ですが10年なら50万円、この先30年続けると・・・すごい金額ですね。
どうしても必要なら仕方がないと思いますが、何となく惰性で購読しているならば、思い切ってやめてしまうという選択肢もあります。
また、動画配信サービスや有料アプリ、様々なサブスクなど、あまり意識していない所でも毎月必ず支払っている定額サービスがあります。
ひとつひとつはそんなに大きい金額じゃないからと安心していても、全部併せると結構な金額になっていることもあります。
そして、それを1年、2年、10年・・と払い続けることで、膨大な金額になるということを忘れては危険です。
まずは、ご自分が現在どれだけの定額サービスを利用しているか把握する所から始めてみましょう。
把握ができれば、本当に必要かを判断し、取捨選択できるようになってくると思います。
まとめ
減らせそうな固定費、見つかりましたでしょうか?
全てを一気に見直すのはハードルが高いかと思いますが、ご自分の取り組みやすそうな所から始めてみていただきたいと思います。
ひとつ成功すると、ヤル気も出てきてサクサク進められたりします。
コロナで自粛が続いている今、普段より自由な時間が取れる方もおられると思いますので、この機会に是非取り組んでみてはいかがでしょうか?
また、緊急事態宣言で収入が減ってしまったという方も、固定費を見直すことも、この危機を乗り切る一助になるかと思います。
なかなか気が進まない分野かもしれませんが、一歩踏み出してしまえば結果的にはかなり楽チンになる固定費の見直し。
是非チャレンジして、浮いたお金でプチ贅沢をする楽しみを味わってみてください!